工場案内
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使いやすさに加え、強度や耐久性が求められるユニットバスは、FRPの特徴が活かされる製品です。
高品質の製品をつくるためには、原材料であるSMCの品質管理とプレス成形の成形条件の設定が重要になります。
その点、原材料~成形~組立まで社内でトータルに行う私たちは、各プロセスにおいて徹底した管理体制を敷くことが可能です。また当社は製造会社でありながら、多種多様な部品を集めてオーダーに応じて組み合わせ~発送するというアセンブリ産業の側面も有しています。
- 主要設備
- SMC生産ライン、
FRPプレス成形機9台
洗い場付き浴槽・壁パネル
自動加工ロボット、
天井自動加工装置
- 敷地面積
- 56,000 m2(17,000坪)
SMC
床、壁、天井、浴槽のユニットバス本体を構成するFRP部品のすべての中間材料であるSMC(sheet molding compound)を社内で生産しています。様々な用途に適した配合設計・生産を実現することで、自社製品向けだけでなく、多様なユーザー向けにSMCを販売しています。
※Sheet Molding Compound
1インチにカットしたガラス繊維などの強化剤に、熱硬化性樹脂(不飽和ポリエステル樹脂など)や充填剤、着色剤などを混合した主剤を含浸させたシート状の中間材料
プレス成形
金型に投入したSMCを高温高圧でプレスすることで、ユニットバス本体を構成する床、壁、天井、浴槽を成形しています。複雑な形状の製品に対してもSMCの投入方法や金型温度、成形圧力などの成形条件を最適化することで、高い品質、生産性を確保しています。
加工・組立
各物件、各住戸のユニットバスの仕様に適した加工、組立を行っています。多様化するお客様のニーズに適応するため加工ロボット・自動生産ラインを導入し、品質管理および納期対応を高レベルで実現しています。
ピッキング・出荷
ユニットバス1台単位の注文に対応して、床・壁・天井・浴槽などの内製品と水栓金具や化粧鏡などのアクセサリー類や組立部材をピッキング・梱包しています。作業の正確性を確保するため全部品でバーコード管理を行っています。
工場から全国各地の施工現場へ出荷しています。
技術開発
強度、耐熱性、耐薬品性など、製品の用途毎に求められる性能と生産性を両立させるSMC配合設計を行っています。試作や専用の試験機を用いた性能評価等を行い、SMCの改良、外販用SMCの開発を行っています。また、プレス成型のSMCの金型への重量配分や積層方法、圧力や金型温度設定など、成形プロセスの最適化を図っています。
商品開発・引合設計
ユニットバス本体やアクセサリー類の新商品開発、物件毎の仕様に合わせた特殊設計対応を実施しています。新商品開発では3D-CADを使って部材設計、納まり確認および強度解析を行っています。